ミシュランプレートに掲載された馬肉料理店「馬勝蔵」
熊本地震関連の取材で肥後大津駅近くのホテルに泊まったのは、鍋ケ滝撮影( 裏からも見ることが出来るフォトジェニックな滝 )の際に一度行っている馬肉料理の「馬勝蔵」が、目的の一つと前の記事(南阿蘇村でお世話になった宿のいい話)に書きました。「 熊本と聞いて思い浮かぶ事ども 」でも書きましたが、2017年に実施された「熊本県と聞いて思い浮かぶもの」というネット調査で、馬刺しは、くまモン(28.8%)、熊本城(16.7%)、阿蘇山(11.4%)に次ぐ4位となっていました。 というわけで、今回は肥後大津駅周辺の話です。肥後大津駅近くにはホテルルートイン阿蘇くまもと空港駅や旅籠はしもと、エヴァーグリーン大津駅前などの宿があります。また駅の南側を走る国道57号沿いにも、ベッセルホテル熊本空港、ホテルビスタ熊本空港、カンデオホテルズ大津熊本空港などが建ち並んでおり、宿泊にはかなり便利です。 そんな肥後大津駅の北、歩いて3、4分の所に、馬肉料理の「馬勝蔵」があります。 ちなみに、ミシュランの基準を満たした料理を提供する飲食店「ミシュランプレート」に掲載された馬肉料理店は、熊本県全体で4軒あります。3軒は熊本市内(菅乃屋銀座通り店、けんぞう、むつ五郎)ですが、残り1軒が、この馬勝蔵でした。 馬勝蔵は、1890(明治23)年に建てられた蔵を改装しており、建物自体、なかなか趣があります。蔵造りの玄関に掲げられた赤い暖簾には、「馬勝蔵」という店名の下に、「UMAKATSUZO」と書かれた英字が表示されていました。それを見て知ったのですが、店の名前は「うまかつぞう」だそうです。 これ、熊本の方言「うまかっぞぅ(おいしいぞう)」から付けたそうです。そう考えると、店名が先で、蔵を見つけてきたのか、蔵が先で、そこから店名を思いついたのか、気になるところです。 で、肝心の料理ですが、ネット調査で4位に入った馬刺しはもちろん、煮込みや焼き物、揚げ物など、さまざまな馬肉料理がありました。メニューは写真に撮ってこなかったんですが、馬ステーキに馬カツ、馬すじや馬ホルモンの煮込み、レバ刺しを含めた各種馬刺し、串焼き、串揚げ、コロッケなどが、お品書きに載っていました。また、馬肉料理だけではなく、大津の郷土料理だという唐芋天婦羅や、国内最大級の地鶏・天草大王、更には熊本ラーメン、阿蘇高菜めしなどもありました。 通常...