福島にある「UFOの里」と老舗洋食屋さん
昨日、ブログに福島県川俣町のことを書きましたが、同じ日の『福島民報』に、「『UFO研究所』開所正式発表」という記事が出ました。その記事によると、いいの街なか活性化委員会によって、福島県福島市飯野町のUFOふれあい館内に国際未確認飛行物体研究所(通称・UFO研究所)が開所されることが正式に発表された、とのこと。
「UFOふれあい館」というのは、福島駅から国道114号で川俣町へ向かう途中にあります。2012年の12月、原発事故による全村避難が続いていた飯舘村へ行き、村内で仕事をされている8人の方を取材させて頂いた帰途、星飛雄馬の姉ちゃんばりに、物陰からじっとこちらを見つめる宇宙人の姿を発見。その目に吸い寄せられたかのごとく(単にミーハーなだけですが)、件の施設を訪ねてみました。
ちゃんと公式のウェブサイトもあるので、まずはそちらの公式見解を転載します。
「UFOの里:福島県の中通り北部、県都福島市の南西部に位置する飯野町地区、ここはUFOの里として広く知られています。飯野町地区北部に位置する千貫森周辺には、古来から多数の発光物体の目撃例が見られました。 また千貫森自体も謎多き山であり、その周辺にも多くのミステリーゾーンが存在する事が知られています。そういった数々の謎の研究資料や、UFOやその他のミステリーに関わる資料を集め、展示する施設として1992年に開館したのがUFOふれあい館です。その後パノラマ食堂(UFO物産館)、UFO広場等周辺環境も整備され、古くからある小手神社や謎の巨石群と合わせて一大ミステリー体験ゾーンを形成しています」福島市の飯野地区(旧飯野町)では、平成元(1989)年のふるさと創生事業をきっかけに、町おこしとしてUFOの里づくりに取り組むようになりました。そして、その中心施設として、1992年にUFOふれあい館を開館。館内には、UFO研究家として知られた故荒井欣一さん寄贈によるUFO関連資料など約3000点が収蔵されており、UFOファンの聖地として年間約3万人が訪れています。
折しもアメリカでは、国防総省が、「未確認の飛行現象」として映像を公開し、専門チームを立ち上げて本格的な分析を始めました。その報告書は近く公開されるようで、UFOについて「宇宙人の乗り物だとする証拠は見つからない」と結論づける一方、「飛行物体の急加速や方向転換、急降下など不可解な動きについては依然、説明が難しい」としているようです。この報告書には非公開の機密文書も含まれているらしく、『ニューヨーク・タイムズ』は政府関係者の話として、「政府が宇宙人に関するデータを隠しているという臆測は残り続けるだろう」と伝えています。
ちなみに、千貫森のUFOに関しては、二つの仮設があるそうです。
一つは、千貫森のピラミッドのような不思議な形とその地下部分の強力な磁場が関連しており、UFOにとってこの山全体が巨大なパラボラアンテナのような役割を果たしているのではないかという説。
二つ目は、イギリスのアマチュア考古学者が提唱したレイラインのように、千貫森の中心には北西から南東にかけて規則的に巨石が点在しており、このレイライン上ではUFOが目撃されると言われているという説。
正直、一般的には「ぽかーん」という感じのB級スポットでしょうが、大学時代の友人にもいましたが、この手の話題が好きな人には、ピラミッドとかレイラインなど、こたえられない場所に違いありません。
ところで、飯野町のある福島市には、「ふくしまブルブル」というご当地グルメがあります。これは、1962(昭和37)年創業で、福島市の洋食店の草分けとなった「レストラン ブルドック」の看板メニューで、「おいしさのあまり体が震える」ことから、その名が付いたそうです。しかしブルドックは、店主が亡くなったため、2005年に惜しまれつつ閉店。名物料理「ブルブル」も一時姿を消しました。
料理を復活させようとの機運が高まったのは、閉店から10年が経った2015年のこと。福島駅前の飲食店有志が協力して、「福島駅前通り商店街活性化フードプロジェクト」の一環として、懐かしい味を復活させました。現在、「福島のソウルフード」として、JR福島駅周辺の飲食店で「ふくしまブルブル」を食べることが出来ます。私は、そのうちの1店「サイトウ洋食店」に入ったことがあります。店は、駅から歩いて3、4分、駅前通りから一本入った路地にありました。
福島の老舗洋食店では、もう一つ、「街の洋食屋さん」を標榜する「菊原キッチンカロリー」も外せません。こちらは、福島駅から歩いて7、8分というところでしょうか。創業1961(昭和36)年というから、ブルドックの1年前に開店したお店です。「街の洋食屋さん」というだけあって、ファミリー向け洋食店としてオープン。かなりのレトロ感を醸し出していますが、常連客も多く、今も根強い人気を誇っています。
ここの場合、サービスランチがあって、私が伺った時はステーキランチでした。2013年当時で680円。現在は780円になっているようですが、それでも安い!
ちなみに、東京・御茶ノ水に1954年創業の「キッチンカロリー」という老舗洋食店がありますが、菊原キッチンカロリーは、そこからの暖簾分けだそうで、1964年の東京オリンピックの時までは、支店扱いだったとのこと。同じく暖簾分け組に、1967年から東大阪の近畿大学前で営業していた「キッチンカロリー」がありますが、こちらは残念ながら、昨年、53年の歴史に幕を下ろしたそうです。
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