愛媛を代表するB級グルメと、みんな大好き国民食のコラボ
2018年7月に起こった西日本豪雨で甚大な被害があった愛媛県の宇和島市吉田町、西予市野村町、大洲市の3カ所を取材した帰り、JR松山駅でB級グルメ好きの心を刺激するのぼりを発見しました。駅構内にあるカレーショップデリーの「やきぶたたまごカレー」です。どうやら「自慢のカレーで焼豚玉子飯を応援」とのコンセプトで始めたようです。焼豚玉子飯は、知る人ぞ知る今治市のB級グルメで、既にこのブログでも一度紹介していますが(鉄板焼き鳥にセンザンキ、焼豚玉子飯 - 今治のソウルフードはすごいぞ)、今回はそのつづきみたいなものです。
さて、カレーで「デリー」と言えば、1956(昭和31)年に東京・湯島で創業した老舗インドカレー店が頭に浮かびます。が、松山の「デリー」は、そちらとは特に関係ない模様。1971(昭和46)年に、四国で唯一の地下街「まつちかタウン」にオープンした「カレーショップデリー」の支店になるそうです。
のぼりには「やきぶたたまごカレー」とありましたが、掲示メニューには「焼豚玉子カレー」と書かれ、しっかり今治のB級グルメを継承していました。「デリー」は松山駅の北側にありますが、反対の南側にある「麺小町」という喜多方ラーメンの店で、「焼豚玉子飯」をメニューに載せており、焼き豚はこの店から融通してもらっているとのこと。ホンモノの焼き豚を使っているってことですな。
ネットでクチコミを見ていると、かなりの人が、この焼豚玉子カレーを食べています。が、愛媛を代表するB級グルメと、みんな大好き国民食とのコラボに、これがうまくないわけはないと手放しで喜ぶ人がいる一方、別々に食べたいとする人も相当数いて、評価は真っ二つ。私も、正直なところ別々派ですが、これはこれで食べること自体に意義があると思うB級好きです。
そんなこんなで、予定外の場所で「焼豚玉子カレー」を食べた私、ホテルは駅の近くだったので、まずはチェックイン。そして、まだ空いているであろうサントリーバー「露口」へ行こうと、大手町駅前から路面電車で大街道を目指すことにしました。
すると、大手町駅の手前に踏切があり、線路が交差しています。あれ? これって、前に聞いた、電車の交差点か? そう思いました。
というのも、その4年前、「露口」で隣り合ったお客さんから、松山には日本で唯一、一般電車(鉄道)と路面電車(軌道)が交差するポイントがあると聞かされたのを思い出したのです。そのお客さんは、宮崎から来られた方で、宮崎市にある老舗のトリスバー「赤煉瓦」から、「露口」を紹介され、立ち寄ったと話していました。
交差するのは、どちらも伊予鉄の電車で、一般電車が松山市郊外の高浜駅と松山市駅を結ぶ伊予鉄高浜線、路面電車が伊予鉄環状線と伊予鉄JR松山駅前線の2路線です。私は、実際に電車の踏切待ちを目撃することは出来ませんでしたが、ネットに動画が転がっていたので、踏切待ちが分かる個所を切り出して埋め込んでおきます。
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