日本酒好きのワンダーランド・ぽんしゅ館で味わう「鶴の友」
以前の記事で、新潟県のJR越後線内野駅が、かつて「鶴の友」駅と呼ばれていたことを紹介しました(杜氏の技と蔵元のこだわりが生む越後の隠れた銘酒たち)。これは、駅舎の上に「鶴の友」という巨大看板が立っていたためで、「内野駅」の看板はその隣に、ひっそりと掲げられていました。
「鶴の友」とは、内野にある樋木酒造の日本酒です。樋木酒造は超がつくほど地元密着型の蔵元で、地元の人の口に合った酒造りを目指しています。そのため、「鶴の友」も新潟市以外にはほとんど出回らず、県外不出の地酒となっていますが、その旨さは口コミなどで広まり、今や知る人ぞ知る幻の銘酒となっています。私の場合、築地の事務所近くにあった老舗のそば店「さらしなの里」に「鶴の友」が置いてあったことから、時々、飲むことが出来ましたが、東京を始め関東圏ではめったにお目にかかれないと思います。一度、北海道の函館に行った際、「鶴の友」を置いてあるという理由で店を選んだことがありました(銘酒「鶴の友」がある函館の居酒屋てっ平)。その時は、残念ながら品切れだったんですが、日本酒のラインアップに「鶴の友」が入っているだけで、その店を信頼してしまうほど、私にとって好きな銘柄となっています。
そんな「鶴の友」を確実に味わえるのが、「ぽんしゅ館」です。
「ぽんしゅ館」は、新潟県湯沢町にあるレルヒという会社が運営しており、「新潟人も知らない、新潟を売る、新潟の専門食品店」を標榜しています。扱っているのはお酒だけではないのですが、県外の人間からすると、「ぽんしゅ館」という名前からして、完全に日本酒のお店だと思ってしまいます。私の初「ぽんしゅ館」は、上越新幹線越後湯沢駅構内の店舗でした。ここは1995年に出来た店で、以後、2013年に新潟駅、2017年には長岡駅にも開店しています。
で、目玉は何と言っても、ぽんしゅ館オリジナルの利き酒設備です。日本酒王国・新潟の酒蔵が、全て利き酒出来る越後のお酒ミュージアムで、日本酒好きにとっては、ワンダーランド的施設でしょう。
また、第1号店の越後湯沢駅店には、「湯の沢」という酒風呂もあって、定期的にお風呂専用に薄めた日本酒が投入されています。日本酒の成分が血行を促進し、肌がすべすべ・体がポカポカになると言われ、新幹線や在来線の待ち時間などに利用する旅行客もいます。
そんな施設だけに、新幹線の駅なのに、関東からの日帰りバス旅行があるほどです(現在は休止中のようです)。
ちなみに、利き酒設備はワンコイン(500円)で、お猪口5杯が飲めるシステムになっています。これに加えて、2019年に長岡駅店に行った時には、SNS投稿で1杯無料になるサービスも実施しており、私もちゃっかりインスタに投稿をして(#ぽん酒タグラム)、都合6杯、もちろん全て「鶴の友」を飲んできたことがあります。
また、越後湯沢駅店には、茶碗2膳分という爆弾おにぎりがありました。魚沼産こしひかりを使ったおにぎりで、これもまた魅力的な一品です。
コメント
コメントを投稿