今度はサンライズ瀬戸に乗車するの巻
昨日の記事(最後のブルートレイン・寝台特急「北斗星」に乗った話)で、初めて寝台特急に乗った話を書きましたが、それから3年後、今度はサンライズ瀬戸に乗る機会がありました。東日本大震災の前々日から前日にかけてのことです。
2011年の3月は7日に雑誌の入稿を済ませた後、8日午後に会議があり、それを終えてから取材のために広島入りをしました。そして、翌9日午前中に広島市内で、子どもへの暴力防止を目指すCAP広島のワークショップを取材。午後には次の取材のため、岡山で特急しおかぜに乗り換え、四国は香川の多度津に入りました。
多度津では、以前の記事(丸亀・一鶴、多度津・いこい、琴平・紅鶴。香川県の骨付鶏3選)で紹介したB級グルメ・多度津鍋ホルうどんの取材がメインでした。で、取材は当然、鍋ホルうどんを食べながらということになり、しっかり夜までかかりました。
取材をさせて頂いた多度津鍋ホルうどん普及委員会の皆さんは、私がその時間から東京へ戻ることなどさらさら考えていないようで、取材が一段落すると、今度は骨付鶏をアピール。結果、これが香川・骨付鶏3選のブログ記事につながったんですが、それはともかく、私が多度津を離れたのは9日の21時10分頃でした。
最初は岡山に泊まるつもりでいたのですが、多度津から岡山までの列車を検索していて、寝台特急サンライズ瀬戸の存在に気がつきました。岡山でサンライズ瀬戸に乗り換えると、東京駅には10日の朝7時過ぎに着きます。事務所に出るには早すぎますが、寝台特急の方がミーハー心をくすぐります。当然、寝台を選択しました。
ただ、サンライズ瀬戸は、私が岡山から乗った「しおかぜ」とはルートが異なり、宇多津駅管内を通って坂出へ向かいます。同じ香川県内であっても、多度津の場合は岡山で乗車する方が便利なようです。そのため、特急(南風)で岡山まで行き、そこでサンライズ瀬戸に乗車することにしました。
岡山に着いたのは22時頃で、サンライズ瀬戸の乗車時間は22時半ぐらい。既に夕飯は済ませていますし、時間も時間でしたが、何もないのも寂しいので、売店などで少し食べ物を仕入れ、スタバでラテを買って、列車に乗り込みました。
サンライズ瀬戸は、B寝台シングルにしたんですが、想像していたより狭い個室でした。閉所恐怖症の人は無理かもと思ったものです。岡山駅の段階では、近くの個室は空いていたので、眠気に襲われるまで、しばらくはドアを完全開放していました。
サンライズ瀬戸には、A寝台シングルデラックス、B寝台シングル、B寝台ソロ、B寝台シングルツイン、B寝台サンライズツイン、ノビノビ座席という区分けがあります。A寝台シングルデラックスは、B寝台シングルに比べるとかなりぜいたくな造りになっているようですが、6室しかないので、早めの予約が必須だそうです。
岡山から多度津に行く際に乗車した特急しおかぜの座席には前方に、電源とパソコンテーブルがありましたが、B寝台シングルにも一応、小さなテーブルが付いていました。ただ、ベッドに座って、このテーブルを使って作業するのは、結構、腰にきます。。。
そんなわけで、震災前日の2011年3月10日は、朝早くに東京駅へ着き、とりあえず築地で朝ごはんを食べ、事務所へ出勤。次の日から翌週にかけて取材が続くので、定時前に帰宅しましたが、明くる日、世の中は一変することになります。→2011年3月11日 東日本大震災
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