2006年3月19日 線路歩行初体験の巻
前日の18日から、高知県春野町(現・高知市春野町)へ、高校生のライフスキル教育を取材に行っていた私。取材を終えて、羽田空港へ戻ってきたのは、そんなに遅い時間ではありませんでした。
しかし、事務所へ出ても中途半端な時間だったので、そのまま直帰することにしました。それが結果的に、線路歩行初体験につながりました。
羽田空港へのアクセスは、電車だと京急とモノレールがあり、私の場合、京急を利用する時は東銀座か人形町で乗り換え、モノレールを使う時は山手線経由の秋葉原乗り換えになります。
で、その時は、羽田空港からモノレールを使い、浜松町で山手線に乗り換え、秋葉原で日比谷線に乗車しました。電車は、私の最寄り駅である北越谷行きで、とても順調に家路に就いていました。
が、しかし、北越谷駅の一つ手前、越谷駅を発車したところで、電車がストップ。
「強風により飛ばされたビニールが、架線に引っかかっているとの連絡が入りました。撤去まで、しばらくお待ちください」との車内放送がありました。
アナウンスに切迫感はなく、すぐ動くのだろうと、高をくくっていたのですが、待てど暮らせど動く気配がありません。更には停車中は暖房も切れ、徐々に寒さが車内を包み始めました・・・。
結局、50分ほど待たされた挙げ句、撤去の見込みがつかないので、最後尾の車両から越谷駅まで線路伝いを歩いてほしいとのこと。そこで、最後尾の車両まで移動しました。
で、どうやって線路に下りるのだろうと思っていたら、駅員たちはやおら座席を取り外し、3本を使ってスロープを急造。ほうほう、こうやるのかあ、と関心しきりの乗客。
実際には、傾斜が結構きついので、お年寄りや女性たちはおっかなびっくりでしたが、私は、こんな経験なかなか出来ん、とうれしくなって線路に降り立ちました。
ちなみに、東武線は複々線になっており、もう1本の下り用線路は全く影響なしで運行していたため、しばらくして到着した電車で、ほぼ1時間遅れで無事、帰着することが出来ました。
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