糸魚川駅周辺のあれこれ
糸魚川駅北大火を紙芝居で語り継ぐ活動を取材した際(糸魚川駅北大火からの復興)、夕方から駅に近い商工会議所で紙芝居をするということで、昼間のうちに別件の仕事を一本片付けたり、火災があったエリアを歩いたりしました。それでも少し時間が出来たので、糸魚川ジオステーション「ジオパル」を訪問してみました。
「ジオパル」は、糸魚川市が北陸新幹線糸魚川駅高架下に設けた「糸魚川世界ジオパーク」の魅力発信基地となると共に、糸魚川の特徴的な地勢の一部を表現した大型ジオラマも設置されています。つまり、「ジオパル」の「ジオ」は、「ジオパーク」と「ジオラマ」双方の意味を持ち、友達や仲間を意味する「パル」を組み合わせた交流施設となっています。
ちなみに、ジオパークの「ジオ(geo-)」は「地球の、地面の、地理の」を意味する接頭辞で、これに「パーク(park=公園)」をつなげた造語です。ジオパークの構想は1990年代半ばからヨーロッパで練られ、2004年にユネスコの支援を受けて世界ジオパークネットワークが発足。「世界ジオパーク」の加盟認定を行う仕組みが作られました。日本には現在九つの世界ジオパークがあり、糸魚川ジオパークもその一つになっています。糸魚川には、日本列島を東西に二分する大断層フォッサマグナの西側の断層である「糸魚川‐静岡構造線(糸静線)」が通り、日本列島の形成を示す貴重な地質や特徴的な地形を見ることが出来ます。また、二つの国立公園(中部山岳、妙高戸隠連山)や三つの県立自然公園(親不知・子不知、久比岐、白馬山麓)があり、ジオに関する豊富な話題を始め温泉や登山など、さまざまな切り口で楽しめます。
「ジオパル」にはこの他、大糸線で活躍した人気車両「キハ52-156」の実車が展示されていたり、日本の豪華寝台特急の先駆けとなったトワイライトエクスプレスの再現車両があったり、鉄道マニアにとって聖地の一つになっています。糸魚川市のYoutubeチャンネルITOIGAWAbroadcastが動画を公開しているので、ジオラマ部分をピックアップして埋め込んでおきます。
ところで、糸魚川に着いたのは昼前でしたが、一つ簡単な仕事を片付けてから、遅めの昼食を駅前にあった大衆食堂「あおい食堂」でとりました。その後、駅北大火があった場所を確認するため歩いていたら、マンホール蓋の交換作業に遭遇しました。珍しいので写真を撮らせてもらったところ、作業員の方から「マンキチ ?」と聞かれました。
「マンキチ」って言葉自体、初めて聞いた私、「いや、単なるミーハー」と答えて、立ち去りましたが、この時交換された新しいマンホールには、ジオパークPR大使マスコットキャラクターの「ジオまる」と「ぬーな」のデザインが描かれていました。
取材が夕方から夜にかけてだったのと、翌日は長野県佐久と、群馬県高崎で取材があったので、この日は糸魚川に泊まりました。夕食は取材先の方と済ませていたのですが、ホテルにチェックイン後、飲み物が欲しくなり外に出ました。コンビニでもあればと思ったのですが、少し歩いた所で「くろげん魚天ぷら」の文字を発見。
富山のすぐ隣だし、こりゃ「げんげ」に違いないと、ついふらふらと入店した私。地酒「謙信」のぬる燗と共に、目指す「くろげん魚天ぷら」を注文したのですが、料理が出てきたところで、ついさっき夕飯に天ぷらを食べたことを思い出すというおっちょこちょい。。。しかも、「くろげん魚」は富山の「げんげ」とは違うのだそうです。まあ、おいしかったからいいんですが・・・。
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