起動しなくなったMacの復活とMojaveで使えるiMovieの捜索
先日突然、それまで使っていたMac mini(High Sierra)が起動しなくなりました。その少し前から、やや動作が遅くなった感はあったのですが、作業に支障を来すほどでもなかったので、そのまま使い続けていました。
症状としては、一応、高らかに起動音を鳴らして、スタートし始めるのですが、それが遅々として進みません。あまりに遅いので、いったん強制終了して、PRAMのクリアなど、思いつく限りの手段を講じてみましたが、全く効果なし。仕方なく、しばらく放置して様子見。だいぶ時間が経ってから覗くと、つかえていた部分を何とか乗り越え、進行状況を示すバーが進んでいました。その後も辛抱強く待ち、バーは少しずつ進んでいましたが、結局は、最後の最後で、頑として動かなくなります。
そこで、もう1台のMac mini(Mojave)用の外付起動ディスクを持ってきて、それをつないで起動してみました。すると無事に起ち上がり、DiskFirstAidで修復を試みましたが、本体のHDDは物理的に障害が出ているようでした。まあ、古いので仕方ないか、と。
もともと、本体のHDDには、ほとんどファイルはなく、外付HDDに保存していたので、大きな問題はなかったのですが、それでも外付に移していない、作業中のファイルもあったので、それを救出すると共に、アカウント関係など、設定をそのまま移行させることが出来そうな状態になりました。
MojaveのMac miniは、リビングのテレビにつないで、時々ネットをするぐらいだったのですが、激遅だったため、起動するのも嫌になるほどでした。そこで、ポータブルSSDを買ってきて、それを起動ディスクにしたところ、体感速度で10倍ぐらい速い、超速Macになったので、夢よもう一度、こちらもポータブルSSDを起動ディスクにしようと目論んだわけです。
ちょうど近くのノジマで、バッファローのSSD-PG480U3-BAを安く売っていたので、それを買ってきて、起動ディスク用にフォーマット。そして、本体にダウンロードしておいたOS(Mojave)を、外付SSDにインストールし、移行アシスタントを実行しました。
これによって、外付SSDを起動ディスクとして、起動しなくなったMac miniが使えるようになり、更には以前より早くなったので、万々歳という感じでした。しかし、一つだけ、困ったことが・・・。High SierraからMojaveにアップグレードしたら、いくつか使えないソフトが出て来たのです。
その一つが、動画編集ソフトでした。しかし、Adobe Premiere Elementsの場合、いま入手出来るバージョンはmacOS 10.15以降、iMovieに至ってはmacOS 11.5.1以降が必要とのこと。がーん!です。そこで、ネットで情報を集め、Wondershare Filmora X というソフトが、格安なので、無料で試してから、問題なさそうだったら購入しようかと考えました。
ただ、Wondershareは中国の会社らしく、全面的には信用しづらく、出来れば使いたくないと、iMovieやAdobe Premiere Elementsの旧バージョンを探していました。ネット情報では、iMovie9.0.9をダウンロードしろ、と出ていましたが、どうやらアップデート版らしく、単体では動かない模様。
早い話、OSを10.15以降にすればいいということになるんですが、私はまだPhotoshopもIllustratorもCSを使っていて、OSをCatalina以降にアップグレードすると、それらも含めて32bitソフトが使えなくなるため、どうしても逡巡してしまうのです。本体が起動しなくなる前には、画像ビューアのiView MediaProが突然起動しなくなり、MicrosoftからCapture Oneに移った後継ソフトを購入していたので、AdobeとMicrosoft以外は、64bitでも大丈夫ではあるのですが、やはりAdobeにみかじめ料を払いたくないという思いも強く・・・。
そんな思いが通じたのか、昨日、Internet Archiveに、「iMovie10112-A.pkg」が保存されているのを発見。ただ、アーカイブにアップロードしたのが、ASentientBotという自動プログラムのようなので、出所が心配で、ダウンロード後、ファイルをウイルススキャンし、更にインストール後も、ウイルススキャンをしましたが、問題は検出されなかったので、Filmoraを捨て去り、めでたくMojaveで、iMovie10.1.12を使うことが出来るようになりました。
iMovie10.1.12→https://archive.org/details/appleimovie10point1point12
※ちなみに、iView MediaProは、外付起動ディスクにしたところ、普通に使えるようになり、Capture One 21を購入した意味がなくなりました。そのため現在、デジカメの撮影モードをJPEGではなくRAWに変更して、Capture One 21を現像、編集ソフトとして使うようにしています。
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